原作となる東野圭吾原作の「赤い指」(講談社刊)は、「新参者」(講談社刊)のひとつ前の作品であり、"新参者エピソード・ゼロ"ともいえる作品だ。累計部数は135万部を超え、加賀恭一郎シリーズの中でも圧倒的な人気を誇る。
2010年4月クールにTBSで放送された、加賀恭一郎シリーズの最新作『新参者』は、原作・東野圭吾×主演・阿部寛の初タッグが大きな話題となり、初回視聴率21.0%、全10話の平均視聴率も15.2%を記録(ビデオリサーチ調べ・関東地区)。『新参者』終了後も続編を望む声が数多く寄せられ、そんなファンの要望に応えるべく、『新参者』から約半年、満を持して「赤い指」が完全ドラマ化されることになった。
「新参者」の"エピソード・ゼロ"ともいえる本作「赤い指」では、元刑事である加賀恭一郎の父親が登場し、ドラマ『新参者』の加賀恭一郎の"原点"とも言うべき、これまで明かされることのなかった"秘密"が、この親子の間にある深い悲しみと愛情の物語とともに明らかになっていく。
また、黒木メイサ演じる青山亜美と加賀との出会いや、ドラマ『新参者』で溝端淳平が演じた加賀の従弟・松宮脩平がなぜ刑事になったのか?そして、加賀と松宮の"すれ違い"の関係の謎など、ドラマ『新参者』では明かされることのなかったそれぞれのエピソードがこの『赤い指』には散りばめられている―――。
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